11/15 晩秋の上州温泉巡りその1 尻焼 草津 赤岩

11/16は3ヶ月に一度の狭心症後の定期検査で朝から前橋の病院。前日の11/15も休みでしたので11/14の仕事が終わった後に北関東に向けて出発しました。

以前から奥鬼怒の日光澤温泉に行きたいと思っていて、昼間に11/15は日帰り入浴出来そうか電話でお伺いしたところ、午前中は作業が有って対応出来ず、午後からなら何とか・・、というお話だったので、素直に群馬に向かおうと思いはしたものの、この機会を外すと今季奥鬼怒に行ける機会は無いだろうとさんざん悩み、結局上尾のR16とR17の分岐まで悩んだ末R17を直進し群馬に向かいました^_^;。

昨年の11月上旬に八丁の湯加仁湯に行ったのですが、奥鬼怒四湯の内日帰り入浴を行っていない手白澤温泉は仕方ないとしても、日光澤温泉には是非とも一度は伺いたいと思っているので、来年の雪解けを待って行ってみようと思います。

紅葉&温泉 奥鬼怒編 2020

温泉に行く時は貴重な時間を無駄にしたくないので、早朝から入れる温泉の近くで休むことが多いのですが、一時期コロナ対策で立ち入り禁止になっていた尻焼の川湯の状況を中之条町の観光協会に昼間電話で伺ったところ、道路上の駐車スペースは閉まっていますが、道路下の駐車場は開放しており、川湯の入場規制も解除になっていると言う御返答でしたので、いつもの様にR17バイパスの上武道路からR353、R292で道の駅六合へ。

道の駅六合に到着

気温は2度

夜1時で気温は2度まで下がっていました。

翌朝目が覚めると6時少し手前でした(^^;)。予定より少し寝過ごしました。夜明け前の尻焼の川湯が好きなのですが、もう夜が明けかけていました(^^;)。

尻焼の川湯 蒼い時間

朝6時

気温は0度

気温は0度まで下がっていました。

昨晩コンビニで買っておいたパンを朝食として食べながら、尻焼の川湯へと向かいました。

駐車場には全国各地から10台以上の車が集まっていました。通常平日の早朝は0~3台という感じですので、コロナ渦で閉鎖していた尻焼の川湯の再開を待ち望んでいたファンが多い事を物語っています。

尻明橋から川湯方面を臨む

気温が下がったからでしょう、川湯の湯煙が真冬の様に立ち上っていました。

川湯入口

川湯に向かいます

川湯に近付くにつれて湯煙は濃くなっていきます(*´▽`*)。

川の脇の露天風呂

川の脇に設けられている露天風呂に人は無し。

注意書き1

壁面の注意書きが以前より増えている様な。。。

注意書きその2

こちらは以前から有りましたが。。。

注意書き3

動画撮影禁止になっていました(;´Д`)。

以前は独泉の時に限ってですが動画で川湯の様子を撮影しておりましたが、禁止となれば従わねばなりません。

恐らくですが。。。AV撮影に使われるのを危惧してかも知れません。。。実際に塩原の不動の湯は数年前にAV撮影に使われて一時閉鎖されました。その後土日に限り監視員付きでの営業となっております。また四万温泉の山口露天風呂が閉鎖の憂き目にあったのも風紀上の問題だったと聞いています。

特にこの尻焼の川湯は川なのか風呂なのか曖昧な存在なので、全面的に動画撮影禁止とせざるを得なかったのでしょう。

とにかく写真撮影まで全面禁止となっていなくて良かったです(-_-;)。取り敢えず着いた時には他に入浴者がいなかった為、断りを入れずに写真撮影する事が出来ました(;´∀`)。

川湯1

川湯2

川湯3

川湯5

川湯6

小鳥のさえずりが聴こえる静かな山中で、41度前後の適温の湯にゆったりと浸かる事が出来ました(#^^#)。

※川底から源泉が湧き出しているので、場所によって湯温は違います。

※苔で滑りやすいので足元はくれぐれもお気を付けて。先月、転んで頭部を強打して亡くなった方がいるとこの後行った草津温泉白旗乃湯で聞きました。

日が上がるとともに入浴者は増えて行き、多い時で5~6人が川湯に入っていました。平日の朝ではかなり多い方です。

その中で福井から来たと言う男性と少しお話ししました。その方はこの後沢渡温泉の共同浴場に行かれると言うお話でしたので、折角なら四万温泉の共同浴場にも立ち寄られてみてはとお勧めしました。

1時間半ほど尻焼の川湯でノンビリいたしました(#^^#)。

私はこの後赤岩集落にある長英の隠れ湯に行くつもりでしたが、まだオープン時間には早いので、今観光客にも開放されている草津の共同浴場4湯の中で未入湯の白旗乃湯に行く事にしました。

次の目的地へ

気温はまだ2度

日はだいぶ高くなっていましたが、気温は2度となかなか上がりません。

旧道のR292で草津へ。

湯畑1

湯畑周辺は多くの観光客で賑わっていました。年代もシニアのご夫婦からご家族連れ、若者グループと千差万別で緊急事態宣言が解除されるのを待って旅行を再開された方々が多い事が良く分かります。

湯畑2

湯畑3

湯畑4

白旗乃湯は湯滝側では無い方の湯畑の端近くに有ります。以前から場所は知っていましたが何故今まで入らなかったのかと言えば、とても目立つ場所なのでいつも観光客がいっぱい入ってそうだからという理由からです(^^;)。行ってみると実際その通りでした^_^;。

白旗乃湯

白旗乃湯2

白旗乃湯3

入口の扉から中に入るとそこは直ぐに浴場です。野沢温泉の大湯の様なイメージです。入口の左手に脱衣所が有ります。浴場の左手前側に濁り湯の浴槽、右手奥には濁りの無い湯を湛えた浴槽が有ります。

同じ源泉なら濁りが有る方が酸化しているので温度が低く、澄んでいる湯の方が投入量が多く酸化が進んでいないと言う事ですので熱いのです。先ずは白濁した左手前の浴槽へ。

こちらも結構熱い(^^;)。45度位有りそうでした(^^;)。

しかし入っている内に段々慣れてきました。私は那須の鹿の湯でも46度まではそこまで苦労せずに入れるので。

大晦日 塩原新湯『中の湯』と那須湯本『鹿の湯』

時間が経つにつれて観光客が増えてきたので入浴者の少ない透明度の高い方の浴槽に移りました。

此方には地元の常連さんがいらして、草津温泉の入り方などをレクチャーして下さいました。とても親切な方だったので有り難かったです(^-^)。

濁った方の浴槽から何名か此方の浴槽にトライした方もいらっしゃいましたが、殆どの方が熱くて入る事が出来ず、常連の方お二人と私でこちらの浴槽を使わせてもらうような感じで5回程短熱浴を繰り返し、常連の方にお礼を述べて白旗乃湯を後にしました。

初入湯でしたが、浴場の風情も有り湯も素晴らしいのでまたリピートしたいと思いました(*´▽`*)。

白旗乃湯を出た時には既に10時を回っていましたので、もと来た旧R292を下って旧六合村の赤岩集落に向かいました。

前橋に住んでいた15年前ほど前にもこの地区に『長英の隠れ湯』という源泉掛け流しの湯が有るという情報は知っていましたが、当時は草津の共同浴場が全て24時間外来者も入浴可能だった事も有り、此方方面に来た時は万座温泉の湯の花旅館草津温泉の共同浴場尻焼の川湯、をヘビーローテーションしていた為行く事は一度も有りませんでした。

先日長英の隠れ湯が新築移転したという情報を得て、車で集落内を探してみたのですが見付けることが出来ずに断念。今回は駐車場に車を置いて徒歩で探してみる事にしてみました。

この旧六合村の赤岩集落は、江戸時代の蘭学者高野長英が身を隠していた隠れ里として知られており、長英が身を隠していた湯本家はじめ重要建造物保護地区となっております。

赤岩広場に駐車

地域の保健センターが赤岩広場として開放されており、此方に車を置いて徒歩で散策しました。

赤岩ん家で温泉の場所を伺う

此方に立ち寄り地元のご婦人に『温泉は何処でしょう?』と伺うと『この先の湯本家の先の火の見櫓の所を左に入ると有りますよ。石鹸とか何にもないけど。そんなに遠くないです。』と教えて下さりました(*´▽`*)。

この方に限らず赤岩集落の皆さんはすれ違う方皆さんが『こんにちは。ご苦労様です。』と挨拶して下さるのでとても気持ち良かったです(*^▽^*)。

赤岩集落案内図

集落の案内図で大体の場所を確認しましたが、温泉の記載は無く観光資源として大々的に活用しようと言う考えでは無いようです。

水車小屋

水車小屋を過ぎると直ぐに長英が身を寄せていた湯本家が有りました。

湯本家1

湯本家2

湯本家3

そしてそこから少し行くと火の見櫓が有りました。

火の見櫓

そこを左に曲がると

旧稚蚕飼育所

その斜向かいに

鏡学院跡

鏡学院跡の碑の先にある真新しい茶色の建物に近付いてみると。。。

長英の隠れ湯外観1

長英の隠れ湯外観2

長英の隠れ湯看板

見つかりました\(^o^)/。

表にノボリが立っている訳でもなく長英では無く湯が隠れているといった感じです(^^;)。

長英の隠れ湯利用可能時間

中に入ると

料金箱

利用料金は100円とかなりリーズナブル( ̄▽ ̄)。

浴室へ

脱衣所

脱衣所は極めてシンプルで鍵付きロッカーなどは有りません。

トイレと洗面台

シンプルですが新しくてとても綺麗です。

成分表1

成分表2

湯使い

源泉温度がそこまで高い訳でも、湧出量がとても多いと言う訳でも有りませんが、加工無しの源泉掛け流しです(*´▽`*)。

洗い場は2か所

洗い場は2か所でさっきのご婦人が仰っていらしたようにアメニティー類は一切無し。

※協力金100円で利用できるのだから当然ですね。

こじんまりした民宿かペンションの浴場の様です。

湯船には木の蓋

これもとある温泉ブロガーさんのブログを読んで知っていましたが、風呂桶には木の蓋がしてありました。

使用位置が40.7度なので蓋をしておかないと冷めてしまいます。

浴槽1

蓋を開けるとやや褐色がかったお湯が張られていました(*´▽`*)。

ぬるい時はさし湯

ぬるい時にはお湯を足すことで温度を上げるようです。

しかしこの時間になると気温はそこまで低くは無く、他に入った人も居ないようで湯の温度もそこまで低く無かったので、源泉掛け流しの加工一切ない状態で湯を楽しむ事が出来ました(*´▽`*)。

湯口

浴槽2

浴槽3

この前に入った草津温泉白旗乃湯が強酸性で激熱、入浴者多数だったのに対し、この長英の隠れ湯はヌルスベ感の高いアルカリ性のぬる湯で他に入浴者が一人もいないという真逆の状態でした(*´▽`*)。

ぬる湯に長く浸かると副交感神経が優位になってリラックス出来ます(^.^)。

そして長く浸かる事で温泉成分が身体の中に沁み渡ります(#^^#)。

1時間以上たった1人で快適なぬる湯を独泉することが出来ました♨。

窓からの景色

窓の外には山里の風景が広がり、ノンビリとした心身ともに安らげる時間を過ごす事が出来ました( ̄▽ ̄)。またこちらにもリピートしたいと思います(*^▽^*)。

ぬる湯がお好きなら是非一度お試し頂きたい掘り出し物の名湯でした♪

11/15 晩秋の上州温泉巡りその2 四万 諏訪峡へ続きます。

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