自然豊かな温泉の中でも一般車が入れない栃木県の女夫淵の先に有る奥鬼怒温泉郷は特に人の手の加えられない豊かな自然と温泉を楽しむ事の出来るエリアです。
奥鬼怒温泉郷は八丁湯、加仁湯、日光沢、手白沢の四湯からなり手白沢は日帰り入浴を実施しておりません。
早朝5:30頃龍王峡パーキングを出発して県道23号を女夫淵に向かいました。
旧栗山村黒部あたりの気温は2度。結構な冷え込みでした。
川俣湖の手前から旧道に入り瀬戸合峡の紅葉を眺めた後、川俣湖に進みました。
橋のたもとに車を停めて景色を眺めていると沢山の猿に出くわしました。
この橋も車の離合が出来ない幅ですが橋を渡ると所々道幅が狭く、更に慎重な運転が必要になります。
川俣温泉街に着くと女夫淵はもう直ぐです。
間欠泉展望台からの紅葉が美しいです。
奥日光に続く山王林道は此処から分岐しますが冬季は通行止めなのと、最近は豪雨災害の影響で冬季以外も通れないようです。
女夫淵の駐車場には色んな地域から来た多くの車が停まっていました。宿泊者の車の様です。
かつては女夫淵には源泉掛け流しの豊富な良泉を湛えた沢山の露天風呂で人気のあった女夫淵温泉が有りましたが、東日本大震災の影響で廃業してしまいました。
一度訪れた事があるのですが良い温泉だっただけに廃業は残念でした。
一般車両が入れるのはこの女夫淵まででこの先の奥鬼怒スーパー林道に入れるのは宿の車、工事車両、業務車両、川俣タクシーの車両など限られた車のみになります。
宿によって送迎車を運行していますが宿泊者や送迎食事付き日帰りパック等の予め予約をしているお客さんが対象になっており、私の様な立ち寄り湯のみの利用者は徒歩で向かう他は交通手段が有りません。
車道である奥鬼怒スーパー林道と川沿いの遊歩道が整備されています。
遊歩道は手前側が豪雨災害の影響で崩れてしまった影響で暫く林道を行ってから遊歩道に入るようですが、地図を見てもあまりよく分かりませんでした(^^;)。
橋を渡り八丁湯に向かってスタート。
車道である林道より遊歩道の方がはるかに距離が短いので遊歩道を行きました。
15年程前に雪がまだ少し残る春先に加仁湯に行った事が有りますが、行きは林道帰りは遊歩道を利用しました。
帰りの方がはるかに楽だった記憶が有ったので遊歩道なら大した距離では無いと言う気持ちでいたのですが。。。。。
遊歩道に入るといきなり道が険しくなりました。
ケイン小杉に『ファイトー!!』『いっぱーつ!!』と手を引き上げて貰わないと無理じゃないかと思うほどでした(^▽^;)。
後々案内看板を観たら、崩れて通行止めになっていた所を間違って行ってしまった様でした(^^;)。
そりゃケインが必要な訳です(;・∀・)。
それにしてもなかなかたどり着けません。
15年前の記憶はかなり曖昧になっていたようでそんなに甘くは無かったようです(;・∀・)。
他に道を行く人もおらず、遊歩道自体は整備されているものの所々大雨の影響で何処を歩いて良いのか分からないところも有りました。
無意識に尾崎豊のシェリーの『俺は決して間違っていないか?俺は真実へと歩いてるかい~♪』と歌っていましたが、シェリーは答えてくれません(笑)。
その内ハイになり金太の大冒険の『ねぇキンタまだぁ?ねぇキンタまだぁ?キンタまだぁ~♪』と歌いだす始末(^^;)。
道沿いの紅葉が美しかったので心折れずに前に進めました(*´▽`*)。
八丁湯の建物が視界に入った時には『私をスキーに連れて行って』の原田知世が言った『万座の光よ!!』と言うセリフを思い出しました(笑)。
いやぁ嬉しかったです(#^^#)。
9:20頃に到着しましたがお帳場はチェックアウトのお客さんで賑わっていました。
GOTOキャンペーン利用のお客さんが多かったようです。
日帰り入浴の時間は9:00からなのでお帳場で800円支払ってお風呂へ。
八丁湯初入湯です(#^^#)。
お帳場を右手に出ます。
直ぐに左へ。
暖簾をくぐると男性の脱衣所です。
脱衣所にコインバック式の貴重品ロッカーが有ります。
脱衣所に八丁湯の由来がありました。
さていよいよお風呂へ(^o^)/。
宿泊のお客さんは皆さんチェックアウトされた様でこの時間の日帰り客も私一人の様です(#^^#)。
この素晴らしいお湯とロケーションを独泉\(^o^)/。
3つある露天風呂すべてから紅葉に彩られた滝を眺めることが出来ました(*´▽`*)。
本当に美しかったです\(^o^)/。
湯も湯花の豊富な硫黄の香りのする自家源泉掛け流しの極上湯で、やや温めなのでノンビリ湯ったり湯に浸かりながら景色を眺めることが出来ました(*^▽^*)。
多くの苦難を乗り越えて天竺にたどり着いた三蔵法師がお釈迦様から『今まで出くわした多くの苦難を乗り越えた事こそ最も尊い。』と言われた場面を思い出したと申しますか、来るまでは結構な道のりでしたがその価値は十二分に有ったと大満足の湯浴みでした(*´▽`*)。
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さて、1時間以上八丁湯を楽しんで充分満足だったのですが此処まで来て山を下りるのは勿体ない気がして加仁湯にハシゴする事にしました(*´▽`*)。
八丁湯から少し行くと直ぐに加仁湯の建物が視界に入るので精神的に楽です(笑)。
此方も日帰り入浴800円です。
履物をビニール袋に入れ貴重品以外は囲炉裏のある部屋に置いておいて良いようですが取り敢えず荷物を持って移動。
第2露天風呂、第3露天風呂、内湯に入る事が出来ますがそれぞれは離れて居るので移動の際は服を着たり脱いだりが必要です。
第3露天風呂は第2露天風呂より広々としています。
湯温は第2露天風呂が温かったですが長湯するには良かったです(*^-^*)。
短い時間でしたが雪が降りだして驚きました(^^;)。
紅葉のローケーションは八丁湯の方が勝りますが、乳白色の湯と紅葉のコントラストが素晴らしく、硫黄の香りも温泉気分を盛り上げてくれました(*^▽^*)。
ラストは内湯で良く温まりました(*^▽^*)。
内湯は15年前に来た時に比べかなり綺麗に改装されていたようです。
11:00頃から12:00過ぎ位まで加仁湯も他に入浴されている方はいらっしゃらずノンビリと良泉を独り占めさせて頂きました(*´▽`*)。
さて、帰り道ですが来る時の遊歩道が道の悪い所が多々あったので道のりは遠くなりますが林道を歩くことにしました。
林道沿いの紅葉も遊歩道に負ける劣らず美しかったです(*^-^*)。
ですが分かってはいたもののやはり遠い(^▽^;)。
車でも走れる斜度にするには道のりを長くする必要が有るので当然なのですが、15年前この林道を登って良く加仁湯に行ったと当時の私を褒めてやりたくなりました(^▽^;)。
そりゃ帰りの遊歩道が楽に感じたはずです(^^ゞ。
ちなみに女夫淵駐車場に戻って各宿の送迎の案内看板を見ると八丁湯、加仁湯車で約30分と有りました(;・∀・)。
そりゃ遠いわけです(^^;)・
眼下に駐車場が見えてからも到着までかなり掛かりました。
恐らく『私をスキーに連れて行って』の原田知世が志賀高原の横手山、渋峠から万座に移動したよりはるかに長い距離だったと思います(^^;)。
温泉は大満足でしたので是非再訪したいですが、次回は多少お値段が張っても送迎お食事付き日帰りプランにしようかな?と思ったのでした(*^-^*)。
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