このブログにも数度母について書いておりますが母は昨年から認知症と歩行困難で要介護3になり、現在は特別養護老人ホームにロングショートステイと言う形で入所しています。
数年前から母の行動や言動に異変を感じてはおりましたが、私自身が真実を知るのが怖かったことや母本人が嫌がった為認知症について医師の診断は受けておりませんでした。
それが昨年の1月に母に肺癌の疑いが降ってわき、自宅近所の病院で検査の結果肺癌が確定。その病院に呼吸器外科の専門医が居ない事から別の病院を紹介して頂き手術を受けました。
肺癌の手術を担当して下さったK医師は実績や経験の豊富な信頼できる医師で、尚且つ謙虚で人当たりの良い方でした。
母は肺癌だけではなく糖尿病から全身の血管が脆くなっており、そこから心臓の動きも落ちていて直ぐに手術に踏み切ることが出来ず、内科による糖尿病の治療と循環器科による心臓の治療を同時に進めて肺癌の手術の準備を進めました。
そしてかねてからの懸案であった認知症の検査もこのタイミングで行ったのです。
先ず脳のCT画像を撮影しました。
そして診察室へ。
脳外科の医師は横柄な態度で母に質問を始めました。
医師が今日は何月何日か質問すると母は携帯電話を開いて日付を確認して返答。それを見た医師は鼻で嘲笑。
母に質問を終えて母の脳のCT画像を指し示し私にこう言いました。
『71歳(当時)の割には脳の萎縮が進んでます。こうなったら脳を取り換えない限りどうにもならないのは言うまでもないよね!!』
取りつく島が無いと言うのはまさにこの事と言う位突き放した言い方でした。
私が治療方法は無いのか尋ねると
『こうなったらどうしようも無いね!!』
と吐き捨てるように言いました。。。。
そして追い出されるように診察室から出されました。
私は脳の血管の一部が詰まっているとか、何とか回復の見込みがないか僅かな希望を持っていましたが、一瞬にして叩き落され絶望感に苛まれました。
この医師からしたらこんな事例は日常茶飯事でしょうから何でもない事でしょう。
『しかし家族にとって肉親の認知症の宣告は余命宣告くらい重い宣告なのです!!』
私はいたずらに希望を持たせる事を望んでいるのではありません!!
この医師にも当然親はいるでしょう。
自分が同じ立場だったらどう思うのか想像して欲しいのです。
医師の中でも脳外科はエリート中のエリートがなると聞いたことが有ります。
この医師も学生時代からエリート街道を歩んできたのでしょう。
しかし私は此奴の言った事は絶対に許しません!!
医者は神では有りません。
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