決断

今日は母の今後の介護方針を決めなければならない決断の日です。選択肢。。。

朝から落ち着かず、市役所の開庁時間に合わせて母の補助金申請に行った後、墓参りに行きました。

墓参り

この墓は23年前に弟が事故死した時に建てた墓で、9年前に母方の祖母、3年前に父が入りました。

私は弟、父、祖母に向い

『まだお袋を呼びに来るのは早いんだよ!!』と文句を言いましたが、当然誰も答えてはくれません。。。

母がお世話になっている特養とこの墓地、今日診察を受ける病院は至近距離にあります。

墓参りの後、病院へ。

6月2日の母

母は5/27の退院時よりしっかりしていました。昨日お電話して下さった看護師さんによると、今朝はいつもより調子が良さそうと言う事でした。

私は母と世間話を始めました。今まで母に対しては色々な想いが有りますが、今はそんな事はもうどうでも良くて、この一緒に居られる時間を大切にしたいのと、少しでも長く人として生きて欲しいと言う思いしか有りませんでした。

今日の母は意識もハッキリしていて、キチンと質問に答えるし、時折微笑みも見せました。

私はタブレットを持参していたのでこのブログに使用した母の若い時の写真や私と弟の幼い頃の写真を見せながら母に話しかけると、母は目を細めて返事をしていました。

※しかし自分の夫の事については全くの無関心でした(^_^;)。無理もないですが(^^;)。親父のロクデナシ伝説

私が『ご飯食べないんだって?食べてくんなきゃ死んじゃうんだよ。』と言うと母は『食べてるよ。』と答えました。

看護師さんは『此処に来てからさらに調子が良さそうです。やはり息子さんに会ったからでしょうね。』と仰いました。本当に退院時よりずっと元気そうでホッとしました。

母と私

しかし看護師さんに『本人は食べてるって言うのですが。』と告げると、看護師さんは『もう、嘘ばっかり(笑)。嫌だと思うと頑なに口を開いてくれないんですよ(苦笑)。』と。

母は弟が産まれる前から弟の育児日記を書いていました。その1ページに『きよし君はミルクでもお茶でもちょっとでも温いと口にしません。意思が強い子です。』と書き残されていたので、その話を持ち出して『あんたもきよしと一緒だね(笑)。』と言うと母は微笑んでいました。

私は意を決して『このまま食事を摂ってくれないと死んじゃうんだよ。だから病院に入院して点滴で栄養を摂る様にした方が良い?それともこのまま施設に居たい?』と母に尋ねました。

母はハッキリとした口調で『施設に居たい。』と答えました。

私は再度母に意思確認をしましたが、目頭が熱くなるのを止められませんでした。

診察が始まり私は主治医の先生に母の意思を尊重したいと伝えました。

この先生は亡くなった父の主治医でもあり、母が心不全で入院した時にも看て頂いています。

私は医師に『以前からこういう方向でと決めてはいましたが、いざ『死』という物が身近に迫った状況では決断するのが辛いです。』と心の内を伝えました。

医師は『いや、それはそうですよ。皆さん同じ様に初めに意向は決めていてもいざとなるとそう簡単にはいかなくて当然なのです。ですが入院して点滴で命を延ばしても。。。』と仰いました

私は『母の意思を尊重して人として幸せな人生の終焉を迎えて欲しい。』と告げました。

また、母に新型コロナのワクチン接種をさせなかった事を後悔している旨を告げると医師は『私の知る中でも数人はワクチンの副反応で結果的に死期を早めてしまった事例が有ります。その判断は必ずしも間違っているとは言えません。』という返答を下さり、私は少し気持ちが楽になりました。。

施設は原則として食べ物の持ち込みは禁止なのですが主治医、看護師さん、介護士さんの許可を得て、特例で母の好きそうなものを差し入れて良いという話になりました。

以前父が奇跡の回復を果たしたように、母にも奇跡が起こる事を切に願います。

差し入れ

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