7か月ぶりの母との面会

今日はかなり久しぶりに特養にお世話になっている母と面会をしました。

3月末の介護認定の面談以来なので7か月以上会っていませんでした。

その後のコロナ渦で面談は完全にシャットアウトされ、最近になって予約制でビニールシート越しに面会が出来るようになりましたが、私は不特定多数を接客する仕事に就いており、万が一コロナを施設に持ち込むような事になれば謝って済むことではないので躊躇しておりました。

また正直な事を言えば母の認知症が進んでいて私の事を忘れていたらどうしようと言う恐怖感から、中々面会の予約に踏み切れなかった事も有ります。

しかし昨年11/6に父が亡くなって一年経つと言う事も有り、本日母に面会をしてきました。

面会は10時からの予定でしたのでその前にお墓参りをしました。

面会前に墓参り

お墓から特養までは車で2~3分の距離です。

お世話になっている特養

少し早く施設に着くと体温の測定や健康についての質問事項を用紙に書いて少し待ちました。

面会場所

予定時間前ですが9:45位に職員さんが母を連れて来て下さいました。

母1

母は私の顔を見ると一瞬驚き、直ぐに嬉しそうな表情になりました。

良かった。。。。

最後に会った時よりも顔色も良く元気そうでしっかりしており、表情は穏やかでした。

湯の湖

源泉地

私はタブレットを持参して先日行った奥日光の湯の湖と源泉地の写真を見せて、一緒に行った事を覚えているか尋ねるとしっかりした口調で覚えていると。

屏風岩

まる家さんの蕎麦

一緒に福島県南会津町の屏風岩を観に行って、観光協会の人が母に『もうそろそろ見頃宣言しても良いですかねぇ?』と尋ねた事。

二度目に桧枝岐村のまる屋さんに行った時に蕎麦切れで他のお店に行った事。

途中でコンビニでお金を下そうとしたらその当時山の中のコンビニにはATMが無くてお金が下せなかった事など、思い出話をすると嬉しそうに『そうだったねぇ。』と。

母2

更には山梨県早川町の奈良田の里温泉に行った時の事を話した時には。。。。。

奈良田の里温泉 階段下

奈良田の里温泉外観

奈良田の里温泉浴室1

『あの時は坂がキツクてあんたが手を引っ張ってくれたんだよねぇ。』と嬉しそうに。。。。。

母3

今まで母といっぱい思い出を作っておいて本当に良かったです。。。

私は母が認知症になって施設に入ってから『自分の知っている母は死んだと思う事にしよう。』と思っていました。

そう割り切らないと私の心がもたなかったから。

認知症になると攻撃的になります。

元々が攻撃的な性格だった母は施設に入って距離を置くまで私にとってある意味『敵』でした。

その他にも金銭問題や今までの子育てなど母から相当な負担を強いられてきたのは間違いない事なのですが。。。。。

今日の母は穏やかでとても優しい母でした。。。。

『もしあなたがこの先亡くなったら家を売っても構わない?』と尋ねると『それはあんたがしたいようにすればいいさ。』と。

あれだけ強引に自分の意のままに私を動かそうとしてきた母とは思えない優しい口調で。

父の時もそうでしたが、何で晩年になると二人とも良い親になってしまうんだろう。。。

あのまま敵でいてくれた方が精神的にはずっと楽でいられたのに。。。

母が思いの外しっかりしていてホッとしたのとあまりにも優しいかったのとで、緊張の糸が切れて帰宅してから涙がこぼれました。

※こちらも併せてお読み頂ければ幸いです。


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