12/11、12/12と連休だったので12/10の仕事を終えてから湯巡りに出掛けました。

旅のスタートはすた丼

今回は群馬県みなかみ町を目指したので野沢温泉に行った時の様にR407沿いにある狭山市のすた丼屋で夕食。

R407、R17(上武道路)で沼田方面を目指しました。

道の駅月夜野矢瀬親水公園で休もうと思っていましたが、あまりにも真っ暗なので道の駅みなかみ水紀行館にまわり、そちらで休みました。

此方は程良く暗くて休むのには最適でした(*´▽`*)。

明るいのも困るのですが暗すぎるのも怖いです(^^;)。

道の駅みなかみ水紀行館

今回は猿ヶ京温泉と湯宿温泉の湯巡りを計画していたので7時位に近所のコンビニでお弁当を買って朝食にした後、仏岩温泉鈴森の湯の前を通る県道でR17に抜けて猿ヶ京温泉に向かいました。

とある温泉ブロガーさんのブログを読んで長生館の野天風呂に入りたいと思っていたのです。

猿ヶ京温泉も湯宿温泉も何度も前を通過した事は有りますが、一度だけ猿ヶ京温泉の『まんてん星の湯』に友人と行った事があるだけで殆ど良く知らなかったのです。

長生館1

長生館2

長生館の日帰り湯は8:00からとネットに出ていたので8:00少し前に到着。

長生館3

野趣溢れると言う野天風呂への期待が高まります。

しかし玄関を見ると。。。。

長生館3

オーマイゴット(*_*;。

しかし此処は慌てずに8:00から日帰り入浴をやっていると言うもう一軒の温泉旅館仁田屋に向かいました。

仁田屋1

仁田屋2

8:00になるのを待って仁田屋の玄関を開け女将さんらしき女性に日帰り温泉希望の旨を伝えると。。。。

『コロナの影響で現在日帰り入浴休止中』との事(T_T)。

う~ん、この他の温泉施設のオープン時間は10:00以降。このまま2時間待つのはしんどい(^^;)。

という事で三国峠を越えて越後湯沢温泉の公共浴場『山の湯』を目指すことにしました。

『山の湯』へは前橋在住時代に2度行った事が有ります。源泉掛け流しの良い湯で6時から営業しているので14年ぶりに再訪するには今回丁度良い機会なのかもと考えを変えました。

猿ヶ京から越後湯沢までは三国峠を越えて45分程度で行けるのです。

いつも夜中に三国越えするので気が付きませんでしたが、三国トンネルは新しいトンネルを掘っていました。

2020年12月12日の苗場スキー場

三国トンネルを越えてもそこはまだ雪国では無かったです。苗場スキー場も中腹より下はまだ芝生でした。

途中貝掛温泉の看板を見て、今まで日帰り入浴実施時間が短めの為入る事が出来なかった貝掛温泉に入りたいと思い、退避帯に車を停め貝掛温泉に電話をしました。

電話に出たスタッフの男性は流石は老舗旅館と言ったしっかりした電話対応でした(*^^*)。

日帰り入浴は11時から14時までの受付で入浴は15時までですが本日は男性露天風呂を入念に掃除する為露天風呂は12:30くらいからの使用になるとの事でした。

時間的には何の問題も無かったので安心しました(´▽`*)。

R17をみつまたの先で湯沢市内方面に右折してナスパニューオータ二の脇を抜けて駅前の通りに出ます。越後湯沢駅を過ぎてガーラ湯沢方面に進みます。

思い出の民宿ゆきぐに

山の湯の少し手前にある『民宿ゆきぐに』ですが、高校1年、2年の時に部活の夏季合宿で泊まった思い出の宿です。

此方の浴場も温泉で初めて越後湯沢温泉に入ったのは此方のお風呂なのですが、ゆっくりと入っている余裕はなく慌ただしく入浴した覚えが有ります(^▽^;)。

やがて山の湯の看板が見えてきますが山の湯は高台にあり狭く曲がりくねった急坂を登らねばなりません。上がった先の駐車場も広くは無いので、運転に不安のある方は下部にある駐車場に車を停めて階段を上がった方が良いかも知れません。

8:45頃山の湯に到着。

山の湯1

山の湯2

山の湯は駅から離れた温泉街の外れでしかも高台にある為か、地元の方の利用が多く浴室内は地元トークが飛び交っています。

しかし他の温泉街の中にある公共浴場『岩の湯』『駒子の湯』や三国街道沿いの『街道の湯』、『宿場の湯』が循環や加水利用なのに対し『山の湯』だけは源泉掛け流しなのです(^^)。

『山の湯』が越後湯沢温泉の発祥だとされているのです(*^^*)。

『国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった』で有名な川端康成の『雪国』ですが、川端康成は山の湯の先にある高半旅館で雪国を執筆し、山の湯にも入りに来たそうです(^^)。

※高半旅館も源泉掛け流しで13:00~16:00まで日帰り入浴を実施しているとの事です。

山の湯から谷川岳方面を望む

山の湯3

山の湯営業時間

アルコール消毒をして館内で体温を測り券売機で入浴券を買います。

山の湯券売機

入浴券入れ

大人1人500円です。

貴重品ロッカーが脱衣所の外に有りましたがコインバック式かどうか分からなかったので使いませんでした。

山の湯分析表

山の湯湯使い

硫化水素臭はしませんが単純硫黄泉です。ただ浴室に入ると温泉っぽい香りが漂います(^^)。

浴室内は撮影禁止でしたのでパンフレットの写真を載せます。

山の湯浴室※パンフレットより

浴室は野沢温泉の外湯の様にシンプルですが洗い場は割と広いです。

2本の管からやや熱めの源泉と温めの源泉が掛け流されています(*´▽`*)。

湧出したままのお湯が浴槽に注がれて、そして流れてゆく(*^▽^*)。

なんとも贅沢です(*´▽`*)。

無色透明の癖のない湯ですがかなり温まります(^^)。

山の湯では無かったですが20代の頃職場の同僚3人でスキーで越後湯沢に来たのですが、宿の温泉に入った後夜間駅前通りに買い物に出かけても体が冷えなかったです(*^^*)。

越後湯沢温泉の実力を感じました(*´▽`*)。

1時間半ほど山の湯を楽しんで出ましたが、結構水分補給が必要でした(*^_^*)。

山の湯休憩所

コロナの影響で中ではゆっくり出来ないので次の目的地、貝掛温泉に向かいました。

道の駅みつまた1

露天風呂の掃除が終わる頃に着くようにしようと思い、途中道の駅『みつまた』に寄ってみました。

道の駅みつまた2

此方は三国国境を超える時にいつもトイレをお借りするのですが、とても綺麗で有り難いです(*^_^*)。

今回は営業時間内にお邪魔できたので館内に入ってみました(*´▽`*)。

足湯1

なんと館内に掘りごたつの様な足湯が有りました(*´ω`*)

車にタオルを取りに戻って足湯に浸かってみました(*^_^*)。

足湯2

四万温泉の甘味屋さんで足湯に浸かりながら甘味を頂けるお店が有りましたが、そちらと同じ様にかき氷などを頂きながら足湯に浸かれるようです♪

足湯3

しかも源泉掛け流しです(^o^)丿。

浴槽の大きさの違いで仕方ない事では有りますが、敷地内の『街道の湯』は循環利用なのでこちらの方が温泉の鮮度は良さそうです(*^_^*)。

足湯4

足湯から出てコシヒカリアイスが売っている事に気が付きました(*´▽`*)。

コシヒカリアイス1

コシヒカリアイス2

コシヒカリアイス

20代の頃に初めて食べてから、湯沢に来て買えるチャンスが有る時は必ず食べています(^^)。

モナカタイプとコーンタイプが有ります(*´▽`*)。

コシヒカリの食感がとっても良いので病みつきになっています(*^^*)。

思いもよらない足湯とコシヒカリアイスに巡り合えてとても嬉しい気分で道の駅みつまたを後にしました(*´▽`*)。

みつまたロープウェイ乗り場

道の駅みつまたの少し先には『かぐらみつまたスキー場』に続くみつまたロープウェイの乗り場が有り、沢山の車が停まっていました。

かぐらスキー場は標高が高く積雪量が多く雪質も良い為、シーズンの初期と後期は特に人気のあるスキー場です。

二居集落の先で貝掛温泉の看板に従い右に入ります。

貝掛温泉案内看板1

その先はかなり道幅が狭く車の離合が難しい道が続きます(;・∀・)。

貝掛温泉案内看板2

この看板の先には

貝掛橋

自動車がやっと1台通れる幅で結構長い貝掛橋が有ります。橋で清津川を渡ります。

渡った先に貝掛温泉が有ります(*´▽`*)。

対向車が来ないかドキドキしますが、秘湯に来たという実感がします(*´ω`*)。

貝掛温泉1

貝掛温泉2

雪深い山奥の老舗旅館らしい貫禄のある建物です(*´▽`*)。

貝掛温泉3

貝掛温泉 お帳場

履物はビニール袋に入れて手に持ち、お帳場で日帰り入浴料金1,000円を支払います。

時間は11:45位でしたが午前中電話対応してくれた男性が

『急いで露天風呂の掃除を済ませたのでもう露天風呂もご利用いただけます。』と言って下さいました(´▽`*)。

貝掛温泉館内1

米と水の良い新潟は日本酒の酒処でもあります(*´▽`*)。

日本酒好きな方は温泉でゆっくりして日本酒を味わうなんて最高でしょうね(*^▽^*)。

貝掛温泉館内2

館内は老舗旅館らしく木のぬくもりがします(*´▽`*)。

浴室入口

貴重品ロッカー

脱衣所にはコインのいらないタイプの貴重品ロッカーが有ります。

撮影の注意

他の入浴者に迷惑にならない範囲であれば撮影はオッケーの様でホッとしました。奥鬼怒の加仁湯にも同じ趣旨の掲示が有りましたが、撮影禁止の表示がある所では勿論指示に従いますが、出来れば撮影したいです。

マナー違反が多発して撮影禁止にならないよう節度を持ちたいものです。

貝掛温泉源泉利用状況

貝掛温泉物語

36.8度のナトリウムカルシウム塩化物泉が、自然湧出で毎分約400リットル湧出されて掛け流されています。鎌倉時代の開湯といわれ、特に眼に効く温泉として有名で昭和初期まで『貝掛の目薬』が製造販売されていたそうです。

加温浴槽は42度とされていますが、実際そこまで強く加温はされていないように感じました。40度前後で長湯しても上せ無い位の温度というのが私の実感です。

内湯1

奥の広い浴槽が源泉浴槽で、手前の浴槽が加温浴槽です。

内湯2

内湯も趣が有って良い雰囲気です(*´▽`*)。

初め湯沢から来たと言う若い方2人組がいらしてその方達が出た後は暫く独泉となり、その後東京から仕事で来たと言うサラリーマン2人組の方がいらしたので暫くその方達と話しながら露天風呂を楽しみました。

その後埼玉から来たと言う貝掛温泉の常連の方がいらして、その方と1時間半以上話しながら露天に浸かっていました(*´▽`*)。

内湯3

洗い場に鏡は有りません。

内湯4

浴室の天井はとても高く立派な梁が印象的です(*^^*)。

内湯5

掛け湯の近くには雨や雪の日に露天風呂で使う傘が有りました。

内湯6

内湯の方が、加温なしも有りも外気に直接触れない分露天風呂より温度が高めです。

露天風呂1

露天風呂2

露天風呂2

露天風呂4

この時期の露天風呂で加温なしですと流石に初めは肌寒く感じますが、長く浸かっているとじわじわと温まってきます(*´▽`*)。

露天風呂5

露天風呂6

加温浴槽も40度有るか無いかというところですので長湯しても上せないのではないかと思います(*´▽`*)。

ぬるい湯は副交感神経を優位にするのでリラックス効果が有り、神経が安らぎます(*^^*)。

また、ぬるい湯に長く入る事で身体の芯から温まることが出来、温泉成分も吸収できます(*^^*)。

約2時間半という長湯をして思う存分貝掛温泉を楽しみました(*´▽`*)。

普段200円から600円前後の温泉に行くことが多いですが、この1000円は格安に感じました(*^^*)。

ぬる湯好きとして好きな温泉上位にランクインです\(^o^)/。

永井食堂1

永井食堂2

永井食堂3

食事を忘れて貝掛温泉に没頭していたので、帰りに渋川の永井食堂によって帰路につきました(*´▽`*)。

当初の計画とは違いましたが、多くの発見の有った温泉紀行でした(^o^)丿。

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たかし

温泉とボウリングをこよなく愛する、冴えないアラフィフの独身オヤジ。